2016年12月01日

会社が社葬を行う目的とその重要性

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

会社の会長や社長、副社長、取締役などの人間が亡くなってしまったり、勤務中に殉職者が出てしまったりした場合には、会社主催の社葬が行われます。社葬では葬儀の運営や費用の負担は全て主催者となる会社側が行いますが、遺族側から運営や費用の負担の要望を会社側が受けて行われるのではなく、あくまで会社側が主体となって行いたいという要望を遺族側が受けた上で、両者の協議を経て行われます。ではなぜ会社主体で葬儀を行うのかというと、まずは会社に対する故人の功績を称えるためという目的があります。特に会社の創業者や社長などのトップが亡くなった場合には必ず社葬が行われます。次に会社が故人を介してこれまでにお世話を受けてきた外部の関係者に対して、お礼を行うという目的も兼ねています。実際の葬儀の場では懇意の取引先の関係者や顧客などが多数参列します。そして社外の関係者に向けて、故人が亡くなった後も変わらぬ支援と関係の維持を求めていくということも重要な目的になります。

これらの目的を持っているため、参列する社外の関係者にとっては、今後この会社が故人の遺志をどのように引き継いでいこうとしているのかという点に注目し、具体的な葬儀の場での対応に大きな関心を向けています。これらの社外関係者の意識をよく理解した上で、主催する会社側はいかに滞りなく、無難に式を執り行うかということに社員全員で取り組まなければいけません。ある意味では創立記念日や式典と同じくらい重要な公式行事であると言えるでしょう。

(おすすめサイト)
経営者町田の葬儀コラム
sogicolumn-matida.org
> ホームページへ